第68回SCJSF&JABAフォーラム
スキンケアとミニブレイン
-米国での研究者キャリアパス-


日時:2022年10月22日(土)午後2時~5時
会場:UCLA Anderson School of Management, Room C301




講演1
「アメリカの企業で働く―製薬業界編」
門谷 久仁子(カドヤ クニコ)
所属:Allergan Aesthetics, an AbbVie Company
Director, Biological Research, Skincare


要旨:現在アメリカ製薬会社AbbVieにて弊社ブランドSkinMedicaのスキンケア製品開発と皮膚に関する基礎研究に携わるグループのリーダーをしています。本公演では弊社のスキンケア製品の開発の流れと製品の効能試験及び実際の人皮膚に及ぼす効果を紹介したいと思います。またアメリカでの就職活動、スタートアップ、中、大と規模の異なる会社で働いてきた経験から、これからアメリアで企業に就職を考えている人達の参考になる様な話ができたらと考えています

ご略歴::北里大学衛生学部(現:医療衛生学部)衛生技術学科卒業後、3回転職後学術博士号を取得。2003年家庭の事情で渡米。2004年からSanford Burnham Prebys Medical Discovery Institute でポスドクをした後、2007年スタートアップバイオテック企業Viacyte(現Vertex)に就職。2013年開発製品が臨床試験に入るあたりで中規模製薬会社Shire(現Takeda)に転職したが9カ月で部署の売却で同僚250人と共にレイオフに。しかしありがたいことに失業保険を貰うことなく2014年Allergan (現Abbvie)に再就職が決まり現在に至る。元々の研究領域はExtracellular Matrix。


講演2
「ヒトミニブレインー新しい病理モデル」
渡邊 桃子(ワタナベ モモコ)
所属:Assistant Professor, Dept of Anatomy and Neurobiology, School of Medicine, UC Irvine


要旨:ヒト幹細胞は研究室で培養でき、さらにどのような細胞にもなれることができる、いわゆる万能細胞と呼ばれています。その万能細胞をヒト神経組織に3次元的に構築します。”Minibrains”、ミニブレイン、などと呼ばれています。今後、ミニブレインを使って再生医療に応用させることを目標としています。
Resilience and Open-Mindedness.2002年にアメリカに渡米して早20年。どの様な姿勢でアメリカのアカデミアの研究者として生き残り、今後さらに成長したいかも、共有させて頂ければ幸いです。

ご略歴:UCLA 生物学部分子・細胞・発生生物学科卒業。UC Irvine 生物学部細胞・発生生物学科博士課程修了。理化学研究所発生・再生科学総合研究センターにて研究員。UCLA 医学部神経生物学科にて研究員中にNIH K99/R00を獲得。2020年よりUC Irvine 医学部解剖・神経生物学科、助教授就任。組織工学、再生生物学、数理モデルの融合を目指して研究を進めています。夢は起業することです。