第66回SCJSF&JABAオンラインフォーラム
「2021年ノーベル賞 科学3賞 解説特集」
日時:
LA:2021年11月5日(金)午後5時~7時
日本:2021年11月6日(土)午前9時~11時
解説1:医学生理学賞 「温度と触覚の受容体の発見」
〜生き物は実体のない物理的情報をいかにして感じ取るか〜
解説担当:曽我部隆彰(Takaaki Sokabe, PhD)
生理学研究所 細胞生理研究部門・生命創成探究センター
温度生物学研究グループ 准教授
略歴: 2004年に東京大学大学院医学系研究科博士課程(医学)修了。生理学研究所において研究員、学振特別研究員、特任助教を経て2010年からCraig Montell labに留学(Johns Hopkins University→University of California, Santa Barbara)。2017年から現職。昆虫モデルを用いた感覚受容の解析と新たな害虫防除に関する研究に携わる。
解説2:物理学賞 「複雑な物理システムの理解に対する画期的な貢献」
〜見えていても分からない”複雑系の先駆的研究〜
解説担当:南出将志(Masashi Minamide, PhD)
東京大学大学院工学系研究科 助教
NASA Jet Propulsion Laboratory 外部研究員
略歴:2013年3月、東京大学工学部社会基盤学科を卒業。2014年8月に同大学工学系研究科社会基盤学専攻修士課程を短縮修了。修士論文は同専攻の古市公威賞を受賞。2014年9月より、Pennsylvania State University / Dept. of Meteorologyの博士課程に進学。Funai OverseasScholarship Student (2014-2016)。2018年5月に同課程より博士号取得。現在は、東京大学工学系研究科社会基盤学専攻助教、およびNASA Jet Propulsion Laboratoryの外部研究員、船井情報科学振興財団理事。専門は熱帯気象とデータ同化、特にハリケーンの力学とその数値予報。
解説3:化学賞 「不斉有機分子触媒の開発」
〜拝啓、1849年のパスツール博士へ〜
解説担当:樋口雄介(Yusuke Higuchi, PhD)
Research Assistant Professor
Department of Molecular Medicine/ Shared RSC synthetic chemistry
Beckman Research Institute of City of Hope
略歴:大阪大学大学院理学研究科化学専攻卒業(博士理学)2011-2013 Postdoctral Research Asossiate, USC Keck School of Medicine、2013-2019 大阪大学産業科学研究所助教、2019より現職。専門分野;有機合成化学、創薬化学、ケミカルバイオロジー