第64回オンラインフォーラム
SCJSF&CSF共催特別企画
「どうする!?ニッポンの科学の大問題」
日本の科学の失速が著しい。日本の基礎研究の水準が低下していることを示す数多くのデータが新聞、雑誌、専門誌、テレビ、インターネットなどのあらゆる媒体で公表されており、すでに公知の事実となっている。例えば、Nature Indexによると、2005年~2015年の10年間で世界では論文数が約80%増加しているのに対して、日本からの論文数は14%しか増えていない。また、科学研究の失速は論文数の低下だけではなく、質の低下にも表れている。実際に、引用数が上位10%に入る論文数の国別順位が、4位 (2003年~2005年の平均)から9位(2013年~2015年の平均)に下落している。本合同オンラインイベントでは、この失速の原因(基礎研究の軽視、選択と集中の功罪、古い科学成長モデルへの執着など)を議論し、米国や中国との比較を行ったうえで、日本の科学が進むべき方向性(教育、科学技術政策など)を皆で議論する。
日時:
LA:2021年1月22日(金)午後5時~7時
日本:2021年1月23日(土)午前10時~12時
講演:
「日本の科学技術の現状と未来」
合田圭介(Keisuke Goda, PhD)
東京大学大学院理学系研究科化学専攻 教授
カリフォルニア大学ロサンゼルス校工学部
バイオエンジニアリング学科 非常勤教授
武漢大学工業科学研究院 非常勤教授
California Scholars Forum 会長
Southern California Japanese Scholars Forum 創設者・前会長
「若手研究者が安心して挑戦できる未来に向けて:
今、問われる ”Prepared Mind” とは」
足立剛也(Takeya Adachi, MD, PhD)
京都府立医科大学大学院 医療レギュラトリーサイエンス学教室 特任講師
ストラスブール大学・フランス国立科学研究センター(CNRS) 客員教授
国際HFSP推進機構 Visiting Scientist
前日本医療研究開発機構(AMED) Program Officer
一般社団法人・米国NPO法人海外日本人研究者ネットワーク (UJA)
代表理事兼会長
講演後に聴衆参加型のパネルディスカッションがあります。
パネルディスカッションモデレーター:
北郷明成(Akishige Hokugo, DDS, PhD)
UCLA医学部外科講座形成外科 助教授
SCJSF会長
一般社団法人・米国NPO法人海外日本人研究者ネットワーク (UJA) 理事