第35回フォーラム 「日本の神話と特許」

2015年2月1日(日) 


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講演No.1
「日本の神話を読む:ヤマト王権と天皇家を中心に」

孫 世偉(そん せい) (SUN, SHIH-WEI)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA), Department of Asian Languages and Cultures 博士課程後期

21世紀の日本社会を生きる皆様が、「日本の神話」という言葉を聞いて、まずどんなことを思い浮かぶだろうか。「天岩戸」に身を隠したアマテラスの大御神、ヤマタオロチを切り捨てたスサノオのミコト、クサナギの剣を手に勇猛に戦ったヤマトタケル…個性溢れる魅力的な神々が活躍し、なじみ深いエピソードがつらねる「古事記」と「日本書紀」。「日本最古」とされるこれらの書物にみる神話の数々は、誰の手によって編纂され、どのような思惑で語られてきたのだろうか。最新の研究成果をふまえて、話のあらすじを交えながら「天皇家中心の神話」をひも解く。

経歴: 台湾大学(BA 2001, Taipei, Taiwan), 北京大学 (MA 2008, Beijing, China), コロンビア大学 (MA, 2011, New York, USA), UCLA (2012-, Los Angeles, USA)

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講演No.2
「研究、ビジネスの架け橋としての特許」

石坂 博明 (Hiroaki Ishizaka)
Visiting Scholar, Device Research Laboratory, UCLA
日本国特許庁 特許審査官

特許は発明に対して与えられます。発明は、形状、構造、製造方法などの技術情報としての側面をもち、これらは情報であるが故に模倣が可能であって独占することが困難です。特許制度の重要な役割の一つは、この技術情報の利用を独占させることです。独占がもたらす利益は、新たなビジネスを生みます。換言すれば、本来的に独占が難しい技術情報を、特許によって独占させることでビジネスチャンスを増やすことができるのです。本講演では、このような特許の基本性質を解説するとともに、日本や米国での特許の取得手続について、研究、ビジネス双方からの留意点を交えつつ解説します。

経歴: 早稲田大学理工学部を2001年に卒業後、修士課程を2003年に修了。在学中はダイヤモンドを用いた高周波トランジスタの開発に従事。2003年に特許庁入庁し、審査官補を経て2007年に審査官に昇任。磁気抵抗効果素子、CCD・CMOSイメージセンサ、DRAM、フラッシュメモリなど主に電子デバイスの特許審査を担当。2014年7月からUCLAにて客員研究員として次世代メモリデバイスの研究を行っている。

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