第32回フォーラム 2014年05月18日 「新生児心疾患と会話分析」

新生児における心血管研究
横田知大(Tomohiro Yokota), Ph.D.
Postdoctoral Fellow
Department of Anesthesiology, Medicine and Physiology
University of California Los Angeles


アメリカ、日本における死因の上位に位置する心血管疾患は多くの研究が行われてきており、大人の心血管疾患には多額の研究費が投じられ研究が進んでいる。しかしながら、小児の心血管疾患は大人の疾患に比べ多くのことが明らかになっていない。本講演では、小児循環器領域での研究についてその歴史や最新の研究について自身の研究を中心に簡単にご紹介させていただきます。


略歴:2007年3月早稲田大学卒業。2006年4月より2009年3月まで修士学生として東京女子医科大学国際統合医科学インスティテュートにて、先天性心疾患研究に従事。2009年4月より2012年9月まで博士過程学生として早稲田大学にて、小児心血管研究に従事。2011年11月よりVisiting Researcherを経て現職。



会話分析で医者と患者の"本音"を覗き見する
阿部哲也 (Tetsuya Abe), M.D., Ph.D.
Visiting Scholar
Department of Sociology
University of California Los Angeles
関西医科大学 心療内科学講座 講師

医療における医師-患者関係の重要性は指摘されており、治療予後との関連も報告されていますが、そのような参与者の主観の扱い方に関する指針は十分ではないのが現状です。では実際、両者は特別な関係性の中で、治療上の何かを生み出すためにどのような駆け引きを行っているのでしょうか? それが分からなければ、対策の立てようがありません。その相互関与を評価するツールとして、社会学領域で確立されている会話分析の応用の可能性についてご紹介します。


略歴:1996年 大阪市立大学医学部を卒業後、1998年 関西医科大学心療内科へ入局。2005年 医化学教室での神経因性疼痛の基礎研究で関西医科大学大学院博士課程を修了。同年 関西医科大学心療内科助教、2008年 同講座講師となる。2012年よりUCLA visiting scholarとして、会話分析を学ぶために社会学教室に所属。2014年6月 帰国予定。