第27回フォーラム 2012年11月18日 「2012年ノーベル賞解説特集」

タイトル: 経済学賞 「安定配分理論と市場設計の実践に関する功績を称えて」
解説担当

杉原 聡 (Satoru Sugihara, M.S., M.Arch.)
ALTV(Architectural Technology Laboratory Venice) 代表,
南カリフォルニア建築大学 ビジュアル・スタディ ファカルティ,東京工業大学北米ネットワーク(TITAN)会長
ご略歴:2001年東京工業大学情報理工学研究科数理・
計算科学専攻修士課程にて人工知能の研究、修了後東京藝術大学先端芸術表現科特別講師並びに国際メディア研究財団研究員としてメディア・アートとインタラクション・デザインに従事。2006年にUCLA建築都市計画学科にて建築修士号取得。コンピュテーショナル・デザイナーとして建築事務所Greg Lynn FORM, DR_D, Morphosis Architectsでの勤務を経て、2012年にコンピュテーショナル・デザイン事務所ATLVを創設。


タイトル: 化学賞 「Gタンパク共役型受容体の研究」

解説担当
吉松 啓一, Ph.D. (Keiichi Yoshimatsu, PhD)
Postdoctoral Fellow
Department of Chemistry, University of California, Irvine
 ご略歴:2004年に東京農工大学 工学部 生命工学科を卒業。2009年にスウェーデン ルント大学 ケミカルセンター 基礎・応用生化学科博士課程修了(Ph.D. in Eng.)。2009年から(独)物質・材料研究機構(NIMS)にて、色素増感太陽電池および遺伝子治療材料の開発に従事。2010年9月からはUCIで機能性ナノ材料の開発とバイオテクノロジーへの応用研究に従事している。


タイトル: 生理学・医学賞 「成熟した細胞に対してリプログラミングにより多能性を持たせられることの発見」(iPS細胞の開発)
解説担当
亀井典子, Ph.D.(Noriko Kamei, PhD)
Project Scientst,
University of California, Irvine,
Institute of Memory impairments and Neurological Disorders (MIND)
ご略歴:1995年東京工業大学生命理工学研究科にて博士取得。1996年UCI Department of Molecular Biology and Biochemistry にて受精における精子と卵の種特異的認識の分子機構の仕事に従事当時30年来未解決だった精子に対する卵側のレセプターの単離、分子機構を解明。ポスドク、サイエンティストを経て、2007年UCI Department of Anatomy and Neurobiologyそして現在の研究所に移り「脊髄損傷モデルにおける移植ヒト神経幹細胞の分化と免疫反応の細胞分化におよぼす影響」のプロジェクトに従事、特にエピジェネチックスの細胞分化への関与を研究している。 SCSN(Southern california Science network) のオーガナイザーの一人。