「日本の環境・エネルギー戦略の今後の展望」

雅明 Masaaki Kishi
環境省大臣官房総務課
The Luskin School of Public Affairs
University of California, Los Angeles

産業革命以降、人類は、化石燃料とともに劇的な発展を遂げてきた一方、化石燃料に起因する温室効果ガスの増大により、地球温暖化という新たな危機に直面し ています。日本は、京都議定書の下、主要排出国として温室効果ガスの削減努力を続けてきましたが、昨年3月の東日本大震災を契機に原子力発電の在り方が問 われるなど、現在、大きな岐路に立たされています。本講演では、今後の人類の持続可能な発展に向けた日本の環境・エネルギー戦略について、政策的観点から 現状と課題をご紹介します。

経歴: 2005年東京大学法学部を卒業後、環境省に入省。ペットボトル等のリサイクル、地球温暖化対策の新しい制度設計、新卒採用担当などを歴任。2011年9 月から、人事院長期在外研究員制度を利用し、UCLA The Luskin School of Public Affairsに留学し、公共政策修士(Master of Public Policy)の取得に向けて勉強中。