寄生虫の奇妙な世界

 

末松 卓真 (Takuma Suematsu), Ph.D.

Research Scholar

Department of Microbiology and Molecular Genetics

University of California, Irvine

 

感染症とは多種の寄生生物や病原体により引き起こされる病気の1種であり、数多くの感染症が世界中で流行している。本講演では、そのような寄生生物の中でも「寄生虫」に焦点を当て、議論したい。寄生虫は、医学的に重要な存在として古くから研究されてきた生物であるが、我々哺乳類や多くのモデル生物とは異なる特徴を多く兼ね備えている事から、生物学的に見ても興味深い存在である。しかし、その生命活動や感染現象にはまだまだ未解明な部分が多く残されている。本講演では、寄生虫に関する概要と、演者が特に興味を持っている、ミトコンドリアに見られる特異な現象を紹介したいと思う。

 

略歴: 2008年東京大学医学系研究科生物医化学教室にて博士課程修了。同教室にて3年間のポスドク研究員を経て、20114月より現所属先に異動。現在はトリパノソーマ原虫ミトコンドリアにおけるsmall RNAの生合成経路の解明に取り組んでいる。