イノベーションの経済学:技術開発に対する社会科学の視点

中村 , Ph.D. (Tsuyoshi Nakamura)
東京経済大学 経済学部 准教授
Visiting Scholar, Department of Economics, UCLA

新製品の開発や生産技術の改良など、「イノベーション」とよばれる活動について、経済学ではどのように見ているのかを、データによって検証されたものを中 心に解説します。社会科学の一分野である経済学では、イノベーションについて論じる場合、イノベーションが社会にどのような形で影響するのか、また制度や 市場環境といった社会の状態が、イノベーションの動向をどのように左右するのかに着目しています。近年日本を含む多くの国において、科学技術政策が「社会 及び公共」との関わりを強く意識するようになってきていますが、こうした動きも踏まえつつ、イノベーションと社会との関係に対する一つの見方をご紹介した いと思います。

略歴:東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。東京大学経済学部附属日本経済国際共同研究センター(CIRJE)研究員、東京工業大学大学院社会理工学 研究科社会工学専攻助手、東京経済大学経済学部専任講師を経て、2006年より現職。20104月よりUCLAにてvisiting scholar。専門は産業組織論・経済成長論に関する実証分析